才能の授かり方
プロ奏者と呼ばれている人達にはやはり特別な才能があるに違いない
その考えや先入観を持っている人は恐らく、
自分にはできないと言い訳したいという気持ちが心の奥底にあるような気がする。
プロフェッショナルになるには、
膨大な練習量によって習得した演奏技術のほかに
クリアな頭脳
聴く力
運動神経
のようなものが必要不可欠なのは
事実かも知れない。
ほらやっぱり!
と貴方は言う。
しかし、
それらはほとんど訓練によって培っているのが
実際のところだと思う。
すなわち何が一番大切なのか?
好奇心を持って学び続ける姿勢
これに尽きる気がする。
好きこそ物の上手なれ
とはよく言ったもので、
私はこれは学生の頃は全然当てはまらないなー
と思っていたけれども、
音楽大学を不本意ながらリタイアせざるを得なくなり学びが途絶えようとした時、
昨日まで同級生だった人たちとは違うペースで
自分なりに歩みをやめなかったことだけは
私の人生で数少ない正解だったように思う。
人にはそれぞれの歩く歩幅がある。
隣の人と同じ大きさの一歩じゃなくても、
どうか自分を責めないでほしい。
そして、
ほらやっぱり!と自分の中の悪魔が囁いたとしても、耳を貸す必要は無いのだ。
前置きが長くなったけれど、今日はエチュードいくつか出してみました。
左から
ケーラー著 一巻、二巻
テオバルト・ベーム著 24のカプリス
アンデルセン著 24 studies Op.21
エチュードは、これが一体何の役に立つの?と思いながらも一冊終えると、見違えるほど曲を楽に吹くことができます。魔法です。
そして数年経って再び取り組むと、より深く理解出来ている自分に驚くはず。
その時その価値は何倍にもなると思います。
眼が疲れますが笑
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